ウィズ・ユー【Digging to China】
ディモシー・ハットンとケビン・ベーコンって仲いいんだね。
- 出版社/メーカー: タキ・コーポレーション
- 発売日: 1999/09/24
- メディア: DVD
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10歳の小学生ハリエットと知的障害者の青年リッキー(ケビン・ベーコン)の
心の触れあいを淡々と描いたほろ苦いストーリー。
正直、ケビン・ベーコンって「フットルース」しか観たことがないんだけど(ふっるー)。
あ、あれも観たわ。天才少女にしてやられる警官役。
↑これね、【Wild Things】
なんか印象が薄いっていうかなんというか。
でも、「ウィズ・ユー」を観て分かった。
この人、うまいんだ。例えて言うなら、大竹しのぶ。
でもね、大竹しのぶは、普段が地味でも舞台に立つと目立つ(らしい)。
TVで観ても、結局途中からほかの人が霞んで見えたりすることがある。
しかし、ケビン・ベーコンはうますぎて霞む。
いや、周りの人の演技が鼻についてくるとかなんとか。
非常に損な人なのだ。
というわけで、彼の上手さが霞まない映画がこれ。
主演の女の子がまたいいんだ、これが。
大げさ過ぎず、複雑な少女期の感情をうま〜く表現してる。
監督ティモシー・ハットンはうまい。
でも、力量は認めるけど、もう少し感情があってもよかったような…。
あまりに淡々としていて物足りないような。
いや、もしかしたら、とってもリアルな手法なのかも。
アメリカ映画の感情過多に慣れてしまった身には物足りなく感じるけど、
案外、アメリカの田舎ってこんな感じなのかな。